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*URL*2006/07/13(Thu)
[アニメ]未来の自分に嫉妬!よく分かる量子力学「ノエイン」
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| 「ノエイン もうひとりの君へ」(監督:赤根和樹 ノエイン製作委員会 2005)
ノエインに関しては過去の日記でも何度か書いたのですが、作品の魅力って何だろう?惹かれた理由って何だろう?と考えていくと…やはり「SFだった」ってところに行き着くような気がするんです。
と、言っても何も難しい専門用語をずらずらと並べるような作品ではなく、あくまで分かりやすく、アニメーションであることをうまく利用して紹介していった作品だったんじゃないかと思います。ともすると、量子力学であるという意識をしなくても、自然と「そういうものなんだ」と不思議と納得してしまう部分がありました。まぁ、理屈はよく分からないんですけど。事象は認識するまで存在した事にならない、といった類の話です。そういった難しいような分からないような領域の設定を上手に活かし、ストーリーの根幹に組み込んでいったのが、この「ノエイン」という作品だったんだと。
オリジナルアニメとして、よく動き、謎を散りばめつつ、どんどん次回が気になるという構成の妙も大きな魅力でした。実は、DVDの第一巻を買ったので続けて最終巻まで買っていきたいと思っているところです。良い作品は、やっぱり手元に残しておきたいですからねー。
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*URL*2006/07/12(Wed)
[同人]切なくてホッとして、言葉に驚かされる「evil and flowers」
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袴田さんを知ったのは、実は「最後の制服」が最初だったりするんですが、創作…コミティアの方にも参加されているということを後から知ったりして、悔しかったりして。
「evil and flowers」(袴田めら 逆ギレ刑事 2005)
過去に出した同人誌の再録という位置付けですが、もちろん僕にとってはどのお話も初めてのものでした。
その一編、「宇宙に飛んでいきてー」に僕は衝撃を覚えました。「父さんがただの数字に変わっていたのだ」なんていうくだり、どう考えたら出てくるんだろう、と。亡くなった父親の保険金の事を指してそう言うのですが、どれだけ重く、どれだけリアルを突きつけられているかが、このたった一言で表現されている凄さ。もはや感動すら覚えます。他にも、親子という絆は築いていけないかもしれないけれど友達にはなれる、といった台詞回しも、やはりぱっと思いつきで出てくるようなものじゃないような気がします。そういった言葉をいともあっさりと紡ぎ出す手腕にはただただ感動。いや、ネームに時間をかけているのかもしれませんけど。それでも時間をかけてこんなハッとさせられるような言葉が出てくるのだとしたら、やっぱり凄いんだと思うわけで。
お話はそんな閉塞的なバッドエンドに向かうわけではなく、中学校の入学という華々しいイベントと重ね合わせて、明るい未来を予感させていくというラストの展開も個人的には好きです。失敗しても困難があっても、きっと「身近に居る素敵な友達」が助けてくれることでしょう。読後感の非常に良い作品です。 | Replay
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*URL*2006/07/11(Tue)
[漫画]こんなハズじゃなかったのに…SATSUGAIせよ!「デトロイト・メタル・シティ」
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| 「デトロイト・メタル・シティ」(若杉公徳 白泉社 2006)
とにかく周りからの薦められっぷりが半端じゃなかったこの「DMC」、実は先日書いた「でんせつの乙女」と一緒に買ってたりします。ものすごいギャップだ…。
そう、DMCを一言で表すならば「ギャップによる苦悩」がしっくりくるかもしれません。小粋でオシャレなスウェディッシュ・ポップスを歌うために上京したのに、知らない間に悪魔系デスメタルバンドのボーカルを務めることになった主人公の苦悩が延々と続きます。ボーカル「クラウザーII世」としての方がよっぽど人気があるという厳しすぎる現実。気になるあの子にも打ち明けられず、田舎に居る家族にすら話せない、もどかしい現実。あまりにもかけ離れすぎた理想と現実に、好意的に受け止めすぎてしまうオーディエンスとレコード会社社長の横暴が加わって、正にカオスの様相を呈しています。
夢があって上京してきた人はたくさん居るんじゃないでしょうか。そして上京したはいいものの、夢とはかけ離れすぎた現実生活を送っている人も、また少なくないでしょう。そういう人たちにとってこの「DMC」は絶望に打ちのめされる一冊であり、また笑いと救いをもたらす一冊にもなり得る、なんともクレイジーな漫画なのであります。 | | |
*URL*2006/07/10(Mon)
[音楽]心地よく駆け抜けるロック!アケボノじゃありません「明星ロケット」
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東方Projectの同人誌をたくさん買うようになったとは前にも書きましたが、それにひっそりと隠れて、東方アレンジ音楽も結構買っていることに気付きました。でも気付いたときには…時すでに遅し。ちょっと把握できない量になっています…。
「明星ロケット」(岸田 岸田教団 2006)
岸田教団さんの東方アレンジ音楽と出会ったのはこの「明星」が最初…というわけではありませんでした。実は、とらのあなさんで扱っている「東方紫香花」に収録されていた「本物の雨を見抜け」という曲がえらい気に入って、1曲リピートで通勤中ずっと聴いてるくらいの病的な状態になるくらいでした。そこから岸田教団さんという、怪しげな(すいません)サークル名を辿って、この「明星」にいたったわけです。心地よさと疾走感あふれる音楽は健在、こちらも通勤中のヘビーローテーションになったのは言うまでもありません。
「明星」の中では「ブクレシュティの人形師」がお気に入り。色々複雑に音が混じって非常に「カッコイイ」と、正に一言で表現するしかない名曲です。1stアルバムの「SUPERNOVA」も近々再販されるとの事で、楽しみにしていたりします。 | Replay
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*URL*2006/07/09(Sun)
[漫画]“☆”好きですかー!!?みんな良い子すぎて選べません「宙のまにまに」
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| 「宙のまにまに」(柏原麻実 講談社 2006)
いわゆる表紙買いだったんですが、これがまた大当たりというか。「清く明るい天文部グラフィティ」とは単行本の帯に書かれている文句ですが正にその通りで。根底に流れる「優しさ」も僕の中ではポイントが高いです。
で、まぁ、ここからが本題なんですけど。登場人物の女性キャラが良い子ばっかりっていうのが「宙まに」最大の魅力じゃないかなーと思うわけですよ。ホント、全員ナイスキャラな作品て「成恵の世界」以来かもしれません…。ヒロインのみーちゃん(美星)、隠れファンが多そうな小夜ちん、おそらく人気No.1の姫、目の敵であるはずの生徒会長・フーミン(メガネ)ですら…いや、主人公・朔の母親までもが、みんな可愛い性格の持ち主だったりするのであなどれない作品だなと。一番好きなキャラを挙げようとしても、三日三晩悩んだ挙句、知恵熱で倒れるくらいに、みんな良い人。そりゃ良い話にならないわけがない!
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*URL*2006/07/08(Sat)
[漫画]不殺の戦い・完全版、月二千円はツライよ「るろうに剣心」
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(和月伸宏 集英社 1994〜)
るろうに剣心のコミック文庫、もしくは完全版って出ないのかなーってずっと思ってたんですが、その夢がようやく叶ったようです。るろうに剣心の完全版なるものが今月から…毎月二冊ずつ…全22巻で刊行されるそうです。僕にとってザ・ジャンプ漫画と言っても良いくらい好きな作品なので、もちろん買ってきましたよ。これから11ヶ月、二千円ずつの出費は…正直辛いところではありますが…。
さて、完全版を集めるのだから、通常のコミックス版は手放しても良いかなと考えてはいたのですが、そうも行かないようです…。完全版にはトークコーナーとかキャラ名鑑なんかは全面カットされています。うーん…。完全版と言うからには「すべてを収録」することが当然みたいに思っているのですけれど、ちょっと残念な仕様かもしれません。
それならせめて、読み切りで掲載された弥彦の物語や剣心華伝に収録されていた「その後」のお話なども、完全版に入れてほしいところではあります。成長した燕ちゃんが見たいとか、そういう意味ではなくて。
参考:るろうに電信 | Replay
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*URL*2006/07/07(Fri)
[アニメ]魔法とは何ぞや?魔法にかかって早14年「ヤダモン」
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| 「ヤダモン」(監督:原田益次 NHK 1992〜)
ヤダモンのDVD-BOX2(つまり後編)が昨日届きました。まだプレーヤーにかけて見たわけではないのですけど、ブックレット「ヤダモンものしり大百科」なんかを見返していくと、いろいろ思い出すことがありまして…。
魔女っ子というジャンルにおける「魔法」という存在は、有って当たり前、みたいなイメージでした。ヤダモンはシリーズ後半、そこから踏み込んで魔法とは?魔法を使う者たちの運命は?究極の魔法って何?という、かなり真面目なテーマに取り組んでいった作品だったと思います。明確な悪が存在せず…そう、あのキラでさえも悪ではなく…、どちらかというと心の闇と立ち向かい、種族の運命と向き合い、魔法の活かし方を模索していった、非常に珍しい作品だったんじゃないかと。
だからこそ今もって名作と言われているのでしょう。僕も、子供向けアニメでありながらも、内容やテーマはしっかり骨太という作品が大好きでして…。後に話作りでは多大な影響を与えた作品でもあります。おまけに魔女っ子ものというジャンルそのものが好きになるキッカケになったと言っても、過言ではありません。
魔法はファンタジーです。しかしそのファンタジーを題材にして、ここまで現実の社会問題を揶揄した作品ってなかなか無いと思うんです。魔法は人を幸せにするもの?傷つけるもの?癒すもの?空想の産物である魔法の「存在意義」を真剣に考えていくのに、ヤダモンは良い教材になっています。
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*URL*2006/07/06(Thu)
[漫画]摩央姉ちゃんが華を背負ってやって来る、別の意味で期待大「キミキス」
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ヤングアニマルの増刊「ヤングアニマルあいらんど」という雑誌に「キミキス」を漫画化したものが掲載されていました。
「キミキス」(原作:エンターブレイン 作画:東雲太郎 白泉社 2006)
ゲーム原作の漫画化と聞くとあまり良いイメージを抱いていなかった訳ですが、今回のキミキスに関してだけは正に「よくやったブラボー!」と拍手喝采したくなる内容だった、と思います。少なくとも僕はそう思いました。
何といっても仲良し二人組(菜々となるみ)のキスシーンという、おおよそギャルゲーの範疇を越えた、はるか異次元のイベントに衝撃を覚えました。それだけで4ページ使いますか普通。そしてプレイヤーの視点である主人公は最後にちょこっと出るのみ…。
連載化が決まっているそうなので、今から期待しているところです。期待していますという意味で、えりりん描きました。 (今回の話では出ていなかったので…) | Replay
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*URL*2006/07/05(Wed)
[漫画]放浪の旅の先にあるもの、不思議な四コマ「棺担ぎのクロ。」
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| 「棺担ぎのクロ。懐中旅話」(きゆづきさとこ 芳文社 2006)
四コマ誌が増えて、とても一人ではチェックしきれないほどの数になってしまってます。単行本になったものを書店で見かけるたびに「たくさんあるなぁ」とまるで遠い国の出来事のように眺めています。
「棺担ぎのクロ。」はそんな四コマ漫画の中でも、かなり異色な感じの作品です。四コマ漫画でありながらストーリー漫画として続いていく構成、主人公であるクロが持つ数々の秘密、旅の目的、etc…。
「四コマ=ギャグ」という認識はいつの間にか自分の中で出来上がってしまっていて、だから「クロ。」のような漫画を読むと違う文化に触れてしまったような、戸惑いとドキドキがあります。切ないエピソードなんかも時折あったりして、本当に「不思議な四コマ」だなぁとつくづく思います。
あとメガネ。 | | |
*URL*2006/07/04(Tue)
[同人]ラブコメが一転、シリアス三角関係に?「君なき世界」
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「君なき世界」(秋★枝 ロケット燃料21 2006)
東方Projectの同人誌もいつの間にやらずいぶん買ってしまってます。そして部屋が片付きません。どうしましょう。そんな中でも、今一番続きを楽しみにしてるのがロケット燃料21さんの東方本だったりします。
それまでずっと霊夢と魔理沙のあまーいラブコメだったのに対し「君なき世界」ではアリス視点の割とシリアスなお話が展開されていきます。思い人を考える表情が美しくて、それが憎くて、嫉妬して、でもどうにもならなくて…。日に日に募る想いは何かをキッカケに捻じ曲がっていくものなのかもしれません。
そして捻じ曲がった挙句に(少し救いのある展開になるかと思いきや)霊夢さんが登場して修羅場START。静かにキレる霊夢に半泣きの魔理沙。さすがに読んでる僕も半泣きしてしまいました。いや、好きな人に冷ややかな眼で見られたら、そりゃあ泣きもしますって。
いつの間にか二人の間に挟まれてアワアワする形になってしまっている魔理沙さん。可哀想と言えば確かに可哀想なんですが、そこが魔理沙さんの良いところなんじゃないかなぁと、最後のページを何度も読み返しながら思うのでした。
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*URL*2006/07/03(Mon)
[音楽]ようこそ新しい命、ようこそ「スバラシキセカイ」
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| 「スバラシキセカイ」(eufonius KINGRECORDS 2006)
eufoniusさんの初メジャーアルバムが先月発売されて、7曲入って2800円って高くない?(ビデオクリップも収録されていますが)とか何とか小難しいことを言って買うのに時間がかかってしまいました。…発売日に速攻で買うべきアルバムだったと、今は反省しています。
アニメの主題歌・エンディングテーマに使われた曲もあります。全曲網羅しているわけではありませんが…。それよりも何よりもアルバムのタイトルにもなっている「スバラシキセカイ」という曲に、ただただ感動してしまいました。一回目、歌を聴いて良いなぁと思って、二回目、歌詞を読みながら聴いて涙を流しそうになって…三回目、四回目…とこの曲だけをしばらく、何度も何度も聴いてしまいました。それほどの名曲だと思います。
歌詞をそのまま載せるわけにもいかないのでイメージになってしまいますが、子供を産んだ親が手を差し延べて「力強き、夢に満ちあふれた新しい生命よ、この素晴らしい世界にようこそ」と歌ったものです。本当にそれだけの歌詞なのに、どうしてここまで綺麗で切なくて、美しくて、涙が出てくるんでしょう。ジャンルはバラードではなく、どちらかと言うとテンポの速い、屈指の名曲「Idea」にも近いものを感じます。歌詞、テンポ、曲がガッチリと合って爽やかな感動を伝えてくれます。
僕はこのアルバムを買って本当に良かったなと思います。「スバラシキセカイ」という名曲に出会えたのですから。素晴らしいeufoniusの世界に、また出会えたのですから。 | | |
*URL*2006/07/02(Sun)
[漫画]ハッとさせられる美しい泣き顔「でんせつの乙女」
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| 「新装版 でんせつの乙女」(こがわみさき スタジオDNA 2002年再編集)
こがわみさきさんの絵柄はずっと気になっていました。気にしながらも今までずっと買っていなかったわけでありますが、そんな僕を三屋咲ゆうさんが見かねて勧めてくれたのがこの「でんせつの乙女」だったりします。
謎を秘めた影のある少女(?)おトメちゃん、笑って怒って泣いて…表情豊かな深雪ちゃん、マネキンなのに話して踊って、とテンションの高い鳥子さん、元飼い猫で現在は人間として社会に溶け込もうとしているチヨコちゃん。主要なキャラは甲乙付けがたいほどに魅力的な人ばかりです。個人的には深雪ちゃんの「泣き顔」に撃沈。何だかこがわさんの絵柄の真骨頂は泣き顔にあるんじゃないかと思うくらい、(ちょっと不謹慎かなと思いつつも)ドキリとさせられる表情が多いのです。もちろん、その表情に至るまでの笑顔や戸惑いの表情があってこそ、その泣き顔は活きるのだと思いますけど。
「笑うとスッゴク可愛くってねー」「眼球が大きくってギラギラしててー リカちゃん人形みたいなんだよ」「あ でも別に茶髪じゃなくて 今日みたいにおろすと昆布のようにきれいでね」とは実っちから見た深雪ちゃん評。やっぱり実っちは変な人だと思います。 | | |
*URL*2006/07/01(Sat)
[音楽]ロフトに集え騒霊たち!東方ライブDVD「Flowering Night 2006」
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3月に行われた東方Projectのライブ「Flowering Night 2006」、その映像をDVD化したものが出ていたので買いました。実際に会場に足を運んだ人間が見ての感想になります。
一曲目、闇鍋さんによる「亡き王女のためのエクステンドアッシュ」(Arrenge by 岸田教団)が流れて大興奮!…かと思ったら二分弱でカットされて次の曲に!?なんだか出鼻を挫かれたような気分になりつつもDREAM COLLABORATIONさんの風神青年に大笑いしたり。どぶウサギvsわさもんさんの一発目「シンデレラ刑事」のアレンジ具合に感嘆しつつ。ササラヤさんの「NEETMAN」は何度聴いても酷すぎるな(褒めてます)と思ったり。恋色マジックオーケストラさんのやたら完成度の高いYMOアレンジに魅入ってしまったり。石鹸屋さんのパワフルなプレイに、その時の盛り上がりようが自分の中で甦ってきたり。シメのCOOL&CREATEさんはホントに会場が一体となって楽しんでるなーっていうのを再確認して、といった充実した内容です。
難があるとしたら、収録時間の問題で「全曲フルコーラスで入っているわけではない」ということでしょうか。「亡き王女の〜」に関してもそうでしたが、恋色マジックオーケストラさんの「君は、ゆあキュン。」(…だったと思います)も全面カットされていました。おそらく他にも何曲かカットされていて「あの曲聴きたかったのに!」という事態になるかも知れません。まぁ、DVD一枚ではやはり限界はあるわけで。あとは…映像に関しては「綺麗というわけではない」事でしょうか。ササラヤさんのパートではデジタルズームを多用していて、見ていて「?」となる部分も多かったです。BMS対決という性質上、仕方のないところではありますが。作業をしながら聴くと、いったBGV的な流し方ならこの辺は問題になりませんね。
個人的には、実際ライブに行って、改めてDVDを見て良かったなーと思ってます。お気に入りのアレンジはCDで揃えれば良い話ですが…このライブ限定で組まれたユニットが実に多く、つまりこのDVDでしか聴けない曲もあるわけで。本音としては全音源を収録したCD版を出して欲しいくらいなんですけどね。 | Replay
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